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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年10月31日水曜日

追憶 253

疑問が解決する時、そこには何らかの行動が伴う。
どのような疑問も考えるだけでは解決することはないのである。
疑問が解決に向かうためには、状況が少しでも動くことがなければならない。
幸いなことに、わたしの体内に白い鳥の翼が存在しているという疑問は、自分自身の動きによってすぐに解決することができた。
その時突然に、わたしは目の前にうずくまるわたしの背中に吸い込まれるような感覚に陥った。
考える間もなく、わたしは目の前にうずくまっていたもう一人のわたしの中に入り込んでいた。
しかし、不思議なことにそれを俯瞰する自分の意識も残っているのである。
主体となる意識はうずくまる自分の中にあるが、そんな自分自身を俯瞰している客体となる意識にも繋がっているという不思議な感覚であった。
自分自身の視点を持ちながら、それを客観する視点も持っているという状態である。

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