瞑想は習慣化し、わたしにとっては日常の一コマに過ぎなかった。
しかしながら、わたしにとってはとても大切な時間であった。
毎日瞑想する中で、わたしはある変化に気付くようになる。
瞑想の時はあぐらをかく姿勢でただゆったりと座る。
背筋は伸ばすようにはしているが、できるだけリラックスして全身の力を抜くように努めている。
その時、わたしは自らの身体が小さく揺れていることに気が付いた。
もちろん、わたしはただ座っているだけである。
しかしながら、微かな揺れを身体に感じる。
わたしの中に小さなメトロノームがあり、それがカチカチとリズムを刻むようである。
本当に微かな揺れではあるものの、それはわたしの意思ではない別の力が働いているような気がしてならなかった。
しかし、そこに嫌悪感は感じない。
むしろ、心地の良さを感じていた。
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