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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年10月9日火曜日

追憶 231

そう思うと、何だか申し訳ない気持ちが溢れてきた。
今までのわたしは傲慢(ごうまん)であったに違いない。
好き勝手に身体を使ってきた。
心を満たすために必要な欲求を、身体のことを何も考えずに実行してきたのである。
わたしは、自らの身体には別の人格(身体の意思)が備わっていることを知ることができて良かった。
これからのわたしはきっと、自らの身体と協力しながら人生を築いていくことができるはずである。
身体が独自の意思を持っていることを知らなければ、心の欲求を満たすために身体を傷付けていたに違いない。
これからのわたしは、身体のことを気遣いながら生きていくことだろう。

あぐらをかいて座る身体は、尾てい骨を支点にしてクルクルと回っている。
もう既に身体はわたしの意思を上回ってはいるが、「動きたい…任せろ…」という意思に対してすべてを完全に任せてみることにした。
何の抵抗もせずに、何も考えない。
すべてを身体に任せ、預ける。
そうする必要があると感じていた。


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