揺れている身体に違和感を覚えてそれを止めても、しばらくしたらやはり動き始める。
わたしは身体が勝手に動くことを不思議に思ったが、心地良かったので任せることにした。
瞑想をしている時には感覚というものが通常の状態よりも研ぎ澄まされるようである。
視覚などの外から入ってくる情報が少ないのと、自らの生み出す考えなどの内からの情報が少ないことで、総合的な感覚はきっとシンプルなものになるのであろう。
それで普段は気が付かないものにも気が付くことができるようになる、という訳である。
瞑想中には様々なモノが寄ってくる。
ある日、わたしはいつものように瞑想をしていた。
いつもと同じような感覚の中に静かに座ることができた。
わたしは安心し、自らの内側に向かうことを楽しみにしていたと思う。
しかしながら、その日は楽しい瞑想ではなかった。
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