頭をなるべく空っぽに近付け、できる限りを身体に任せると、わたしは自らの身体から発せられる声?を聞いた。
それは、霊や神が伝える声と同じであった。
何の干渉もなく直接的に頭の中に流れ込んでくる意思。
それが意識的な存在の声である。
わたしたち肉体を所有する存在は肉体(声帯)の力に依存し、それが当たり前だと思っているので意思の伝達は音が主力になってしまう。
自然(三次元空間)の中で生きているわたしたちにとっては、それが手っ取り早くて簡単である。
しかしながら、意識的な世界に存在している者たちに肉体は無い。
わたしたち肉体を持つ生命体からすれば、より高度な手段によって意思の伝達をしなければならない。
それが、意思を直接的に相手に届けるという手法である。
(本当は気持ちを言葉で伝える方が難しいが…)
意思を意思の形のままで伝達するのである。
肉体を持つわたしたちも、ある程度の関係性の中ではそれを使っているが、そこには視覚などの五感の助力や推測などの想像力を駆使した結果、確率の低い意思疎通をしているに過ぎない。
意識的な存在間の意思伝達は、余計な干渉が無い分スムーズで確実なものだろう。
肉体を介した意思伝達との差は歴然であるに違いない。
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