それは、恐怖という感情でもない。
強いて言うなら「不思議」である。
この頃のわたしは、瞑想をしている時には身体が自分自身の意思に反して動くようになっていたが、日を追うごとにそれはエスカレートしているように思えた。
初めは小さな横揺れだった動きが、今では身体がまるで駒のように尾骨を支点にして回転しているのである。
わたしの頭の中にはクエスチョンマークが列を成していたが、何となくではあるけれどそこにはわたしには理解することのできない深い意味があるような気がしていたので、抵抗することなく身体にすべてを委ねてみることにした。
この先に何があるのか?という好奇心が先頭に立ったことが一番の理由であるだろう。
余計なことは考えず、わたしはとにかく頭の中を空っぽにするように努めるのであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿