光の天秤 -自叙伝-
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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2012年7月1日日曜日
追憶 131
わたしの意識の先端はやがて一匹の獣を捕らえることになる。
それは白い毛並みが美しい狐(に見える獣)であった。
狐といっても自然界に存在している狐とは少し形が違っている。
狐は狐であるだろうが、自然界で生きるに相応しい姿はしていない。
何と言うか、アニメーションのようにのっぺりとした印象で現実味はあまり無いと言っても良いだろう。
神社に鎮座する稲荷像を思い浮かべることができる。
まるでアニメーションの世界の中から飛び出して来たかのように見える狐は、自らを「ハク」と名乗った。
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