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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年7月12日木曜日

追憶 142

わたしたちはどこかでそのことを忘れてしまっているのかもしれない。
自分たち人間の利便性と発展を中心とした文明作りというものに重きを置き過ぎているような気がしてならないのだ。
狐に突き刺さる黒いものは、わたしたち人間が自分勝手に自然を破壊し、命を奪ってきたために生み出された苦しみなのかもしれない。
自然的(適切)に処理されなかった苦しみが行き場を失いさ迷っているようにも思える。
それが正しい解釈なのかは分からないが、そういう解釈をした途端に狐に突き刺さる黒いものが少しずつではあるものの動き始めたことに気が付いた。
もしかしたら、この解釈には一理あるのかもしれない。

黒いものを引き抜くのには多くの力が必要であった。
力といっても腕力ではない。
それは精神力というものであろうか?
とにかく精神が、心が疲れるのであった。

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