このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年5月1日火曜日

追憶 70

夢を持たない人間は必ず人生に迷う。

先へ進もうと足掻いても、夢がなければ進めない。
夢や理想を実現させようとする気持ちが「自分自身」を知る切っ掛けを作り出してくれるような気がするのだ。
わたしの悩みの性質は明らかに変わってきていた。
今までは状況や環境などに対する表面的且つ破滅的な悩みばかりだった。
わたしは「自分自身」を知ることを知らなかった。
「自分自身」を知ろうとしていなかったわたしは、受け取る必要のない失敗を何度も繰り返し、自らに後悔ばかりを覚えさすような選択ばかりをしていたのだった。
そこに成長は感じられなかった。
「自分自身」を知らずに(知ろうとせずに)生きるということは、人生にとって効率の悪いものであると強く感じていた。
「自分自身」を知ることがなければ、どのような夢に向かっても進むことはできないと思ったのである。
わたしはその時点で意識的な世界の「道」を極めようという夢を持っていたが、「自分自身」のことを知らないわたしがそれを実現させることは不可能なことなのである。
「自分自身」を知らない者は、道に対して自分という存在がどのように貢献することができるのかを知る由もない。
道に対する貢献こそが夢を実現させる唯一の方法なのではないだろうか?
だからわたしは「自分自身」を知る必要があったのである。

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