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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年4月30日月曜日

追憶 69

「自分自身」を知ることによって、わたしは自らの進むべき道が見えるのではないかと考えるようになったのである。

思い返せば、高校の時にもわたしは同じような壁に向き合ったことがあった。
今回は抽象的ではあるけれど、一応の理想や希望は持っている。
しかしながら、当時のわたしにはこれから人生をどのように生きていくのか?そこで何をするべきなのか?ということは解決することができない問題であり壁であったのだ。
自らの生きる道を模索する時、「自分自身」という人生を生きる者のことを何も知らないのであれば、無限とも思える方法や方向性の中にそれを断定することなどできるはずもないのである。
わたしには「自分自身」が何者であるのか?という問いに対する答えが用意できてはいなかったのだ。
「自分自身」が何者であるのか?なんて、今までに考えたこともなかった。
わたしが自らの人生に悩み、退屈し、その意義を感じることができていなかったのは、その問いと答えが用意できていなかったからであろう。
夢や目標なんてなかった。
保育園の卒園文集を見ると、そこにはサッカー選手になりたいと書いてある。
しかしながら、それを自身は全く覚えてはいない。
いつの頃からかわたしの中には人生に対する夢や目標が失われていたのである。

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