それからのわたしは、自らの中に静寂を探すのはもちろん、それと同時に「自分自身」を探すことにした。
今までは外に探していた自分を内に探そうというのである。
わたしにとってそれは挑戦だった。
今までにはなかったアプローチだからである。
これまでの人生で後悔ばかりを繰り返してきたわたしは自分に自信が無かったし、決して好きではなかった。
自分の嫌いなところばかりを知っていて、良いところはほとんど知らなかった。
わたしがこれからするべきことは、自らの良いところをもっと良く知り、それを以て過去と向き合うことであると、そう思っていた。
自分の過去が後悔という形で取り残されているのは、これから志す道に対して良くないことだと思えたのである。
進む道を極めるためには自分の状態が大切である。
「自分自身」を知らない者は道を達することはできない。
それと同じように、自分の状態を管理できないような者は道を行くことはできないのである。
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