今回、強く感じたことは黒い犬が助けを求めているのではないか?ということであった。
黒い犬はわたしを威嚇(いかく)し、その感情は今もなお拒絶を彷彿(ほうふつ)とさせる。
しかしながら、拒絶の奥底に存在している本心がわたしを引き止めるのである。
それは、少しだけではあるものの、黒い犬の抱えている感情を自らの身体で表現したことによって、見た目には理解することができないことを知ったように思えたからだった。
それが「助けを求める」という気持ちなのであった。
拳を交えた者程、相手のことを深く理解することができる。
わたしがその感情を表現するのは、黒い犬のことを深く理解しなければならないからだろう。
しかしながら、黒い犬の本心を理解したところでわたしには具体的にその問題を解決する術を持ってはいないし、具体的にそれをどうすることもできないのである。
黒い犬の感情を表現することが問題の解決に繋がるのだろうか?
わたしは黒い犬を苦しみの中から救い出すことができるのであろうか?
疑問は尽きない。
何をするにしても、いつもそこには何らかの不安が存在している。
大抵のことは未知であり、自信なんて持ってはいない。
できるかどうかは分からない。
しかし、結果がどうであれやってみることが重要であろう。
わたしは諦めないことを心に誓った。
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