光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2012年5月23日水曜日
追憶 92
翌日もわたしは黒い犬の気持ちを理解すべく、心の中へと向かった。
心を鎮め、静かに座ると記憶や支離滅裂な映像や音が頭の中を駆け巡る。
その群集を乗り越えると、そこには静寂が待ち構えていた。
静寂を更に進むと、意識の中に五感を感じる場所があった。
それは夢の中にいるような不思議な感覚であり、俯瞰(ふかん)によって自らを見下ろしているようでもあった。
意識ははっきりしているものの、それと身体とが切り離されているようである。
五感を感じながら、それ以外で捉えるべき感覚を捉えているのである。
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