このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年3月16日金曜日

追憶 24

腰痛はわたしの気持ちをあざ笑うように徐々にその症状を悪化させているように思えた。
それは違和感から始まったが、今では常に右脚が痺れている。
立っていても、座っていても、寝ていても常に痛みと痺れが襲ってくるのである。
その痛みは激しく、同じ体制を一分として続けていられなかった。
そのような状態でもわたしは我慢しながら同じように仕事は続けていた。
仕事をしていれば何時の間にかに治っているだろうと安易に考えていたのである。
しかしながら、そのような甘い考えが通じるような相手ではなかった。
二ヶ月に一度猛烈な痛みが襲うようになり、立っていることが出来なくなって仕事中でもその場に倒れ込んで動けなくなる程だった。
倒れ込んでも寝返りも出来ない程の痛みだった。
一週間寝込んで動けるようになっては働き、二ヶ月後にはまた倒れ込んで寝込む。
このようなサイクルを何度も何度も繰り返していた。
腰が痛ければ仕事にならない。
生活すらまともに出来ないのである。
それは命を所有するわたしにとっては、死よりも悔しいことのように思えた。
何とかしてこのもどかしい状態から抜け出したかったのである。
わたしは思い付く治療を片っ端から探っていった。
しかしながら、手術という選択肢は除外した。
そのような治し方では意味がないと思えたからである。
医者も鍼灸師も、整体師も霊能者?もわたしの腰痛を取り去ることは出来なかった。
わたしは頭を抱えた。
誰もわたしの期待する結果を導いてはくれなかった。

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