すると、黒いHが淡く輝き始め、やがては光の粒となった。
光の粒となった黒いHはわたしを離れ、天に輝く大きな光に向かって上昇していった。
それを眺めながら、人の感情とは儚(はかな)いものであることを実感した。
どれだけ蓄積された感情も、一瞬で解消される。
それは、光という愛情によってである。
愛情とは光であり、これは誰にでも扱うことのできる力である。
しかしながら、蓄積された感情の前では扱うことを忘れているのだ。
愛情を持って自分自身の抱える感情と向き合えば、それは簡単に解消することができるものだと思う。
しかし、多くの人はそれが簡単なことではないと考えているだろう。
自分は簡単には変われないと思っているのである。
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