わたしたちは会を重ねた。
ある時、Hのお腹の中の赤ん坊がわたしに話し掛けてきた。
心を向けると、赤ん坊は恥ずかしそうに話し始めた。
話を聞き終えた時、わたしはそれを喜んだが、HとYである両親がどのように思うかを考えた。
それで、わたしは赤ん坊の提案をHに告げることを躊躇(ちゅうちょ)することになる。
わたしの発言が赤ん坊と、関係者の一生に関わることだったからだ。
わたしは、赤ん坊から名前を告げられたのである。
赤ん坊はわたしに告げた名前を自分に付けさせるように、両親に告げて欲しいと頼んだのである。
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