それから、わたしたちは何度か会って仕事をした。
その度に、わたしはHとそれに関わるネガティブな集合意識を光へと帰した。
それに伴って、少しずつHと家族は冷静さを取り戻し、少しずつ話し合う体制が整っているように思えた。
もちろん、わたしと守護者たちの働き掛けだけの功(いさお)ではない。
時間を経ることによって、努力によって冷静さを取り戻し、それぞれの自己反省によって得た結果でもあるのだ。
しかしながら、それは一旦の静けさを得ただけに過ぎず、火山のように内部には火種があることをわたしは知っていた。
わたしはこの問題の解決を10年後に設定したのである。
そのため、わたしには何の焦りも無い。
寧(むし)ろ、その経過を楽しんでいたのである。
わたしにとっては、この問題は人間心理の研究材料でしかないのだ。
それが人生というものであろう。
関係者にもそのことを知って欲しいと、わたしは働き掛けているのである。
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