そこは広い場所であった。
雲の大地が地平線を形成している。
その上には永遠と広がる碧空(へきくう)があった。
そこに、いくつかの雲が浮いていた。
わたしはその不思議な光景に心を奪われていた。
すると、少し遠くに喧騒があることに気が付いた。
わたしはそこへ向かおうと考えたが、次の瞬間にはそこにいた。
わたしはそれを驚かなかった。
理由は無い。
ただ、その状況を受け入れているのである。
そこには大きな湖があって、その周りを無数の人間の赤ちゃんと、背中に翼の生えた赤ちゃんが飛び回っていた。
その数は数え切れなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿