光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2013年4月12日金曜日
追憶 416
寝ぼけ眼であることを考慮しても、やはりそこには何かがいた。
小さな熊?
一瞬そう見えたが、この辺りに熊が生息しているなんて聞いたこともない。
それに、よく見るとその身体は半透明であったし、大体、手足もなければ体毛もない。
それは動物的な特徴を何一つとして持ち合わせてはいなかったのである。
ただ黒い半透明の大きな何かが、眠るHを覗き込んでいるのであった。
そこに恐怖心はなかった。
何の危機感も感じない。
それは野生動物が好奇心で近寄ってくるような感覚であった。
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