頑なに持論を支持するのも危険なので、特別なこだわりは持たないし、それを誰かに押し付けるつもりもない。
ただ、命が奪われる時にはそれなりのリスクが生じているということも知っておくべきなのではないかと思うのである。
わたしたち命を持つ存在は、姿形は違えど自然界という一つの財産を共に支えているのである。
より多くの手で支えた方が豊かであることは明白である。
わたしの頭の中には命や自然に対する思い出や思想が無意識の内に紡がれており、それは必要な答えを求めて心の中を巡っていた。
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2013年4月30日火曜日
2013年4月29日月曜日
追憶 433
自らの心が暗闇をさまよっていることを理解することができていれば良いが、未熟なわたしにはそれができなかった。
わたしが自らの愚かさに気が付くのには、それから十年の歳月を要した。
自らの愚かさに気が付かないまでも、キリギリスを殺したあの気持ち悪さを感じた時から、わたしは無闇やたらに命を奪うことができなくなってしまった。
あの感覚を味わうことが怖いのである。
わたしは正当な理由もなしに命を奪うことをやめた。
正当な理由とは、「食べるため」ということである。
身を守るために殺すのさえ、間違っているように思えてならない。
命は命と繋がり、その連携によって自然界が機能している。
人にとっての害虫も、自然界においては益虫であるのだ。
わたしは自らの感覚やそこから導き出された考えが間違っているとは思えなかった。
間違っている部分はあるかもしれないが、根底にあるものはきっと間違ってはいないだろう。
わたしが自らの愚かさに気が付くのには、それから十年の歳月を要した。
自らの愚かさに気が付かないまでも、キリギリスを殺したあの気持ち悪さを感じた時から、わたしは無闇やたらに命を奪うことができなくなってしまった。
あの感覚を味わうことが怖いのである。
わたしは正当な理由もなしに命を奪うことをやめた。
正当な理由とは、「食べるため」ということである。
身を守るために殺すのさえ、間違っているように思えてならない。
命は命と繋がり、その連携によって自然界が機能している。
人にとっての害虫も、自然界においては益虫であるのだ。
わたしは自らの感覚やそこから導き出された考えが間違っているとは思えなかった。
間違っている部分はあるかもしれないが、根底にあるものはきっと間違ってはいないだろう。
2013年4月28日日曜日
追憶 432
選択と行為が道理に叶っていないと、その心は心地悪さを抱えなければならない。
わたしは今までずっとそれを抱え続けてきたはずである。
しかしながら、それを正しくは認識していなかったことに加えて、その感覚が麻痺していたに違いないだろう。
絶対的に教育が不足していたのである。
キリギリスはわたしに自らの苦しみを伝えた。
キリギリスがわたしを憎んだのかは分からないが、キリギリスが苦しみを抱いたのは事実である。
その苦しみが黒い屁泥(へどろ)のようにわたしの心に絡みつき、深い谷底へとそれを沈める。
谷底に沈んだ心は光を失って暗闇の中をさまようのである。
わたしは今までずっとそれを抱え続けてきたはずである。
しかしながら、それを正しくは認識していなかったことに加えて、その感覚が麻痺していたに違いないだろう。
絶対的に教育が不足していたのである。
キリギリスはわたしに自らの苦しみを伝えた。
キリギリスがわたしを憎んだのかは分からないが、キリギリスが苦しみを抱いたのは事実である。
その苦しみが黒い屁泥(へどろ)のようにわたしの心に絡みつき、深い谷底へとそれを沈める。
谷底に沈んだ心は光を失って暗闇の中をさまようのである。
2013年4月27日土曜日
追憶 431
わたしは今までにどれだけの命を奪ってきたかしれない。
しかし、今までにこのような感覚を覚えたことは一度もなかった。
わたしは恐る恐るキリギリスの足を掴むと、それを窓から外へと放った。
わたしが体験したのは、ネガティブな感情であったのだろう。
無慈悲に命を奪うという行為は、自然界にとって破滅的な手段であるということだと想像するのである。
少なからず、わたし自身の心はその行為を否定していた。
良い行いであるのならば心地好いものであるだろう。
しかしながら、わたしが受け取ったものは、それとは程遠いものであった。
しかし、今までにこのような感覚を覚えたことは一度もなかった。
わたしは恐る恐るキリギリスの足を掴むと、それを窓から外へと放った。
わたしが体験したのは、ネガティブな感情であったのだろう。
無慈悲に命を奪うという行為は、自然界にとって破滅的な手段であるということだと想像するのである。
少なからず、わたし自身の心はその行為を否定していた。
良い行いであるのならば心地好いものであるだろう。
しかしながら、わたしが受け取ったものは、それとは程遠いものであった。
2013年4月26日金曜日
追憶 430
わたしは不安を覚え、孤独を感じた。
急に世界から取り残されたような感覚に陥り、怖くなった。
わたしはなぜそのような感覚になるのか分からなかった。
カマキリを殺してから吐き気がするほど気持ち悪かった。
心が暗闇に沈むようにして気持ちが落ち込んだ。
わたしは肩を落とし、蛇口を捻ってシャワーを止めた。
そこには先程まで命を所有していたキリギリスの亡骸があった。
急に世界から取り残されたような感覚に陥り、怖くなった。
わたしはなぜそのような感覚になるのか分からなかった。
カマキリを殺してから吐き気がするほど気持ち悪かった。
心が暗闇に沈むようにして気持ちが落ち込んだ。
わたしは肩を落とし、蛇口を捻ってシャワーを止めた。
そこには先程まで命を所有していたキリギリスの亡骸があった。
2013年4月25日木曜日
追憶 429
人は何も考えることなく命を奪える。
命を奪うことにためらいがあるのであれば、自然界では生きていくことができないために、それは当然のことである。
人が命を奪うことは本能の中に組み込まれた当たり前のシステムであるだろう。
しかしながら、娯楽や快楽のために命を奪うことはまともではない。
自然界では本来、命を奪うということは命を食らうということであるだろう。
どのような理由があろうとも、命は軽んじて良いものではない。
それは命というものは、それがどのようなものであれ、別の命を支える大切なものだからである。
すべては一つに繋がっているのである。
キリギリスの命を奪った時、わたしは全身に悪寒が走るのを感じた。
わたしは一瞬にして言い様の無い不安にさらされた。
命を奪うことにためらいがあるのであれば、自然界では生きていくことができないために、それは当然のことである。
人が命を奪うことは本能の中に組み込まれた当たり前のシステムであるだろう。
しかしながら、娯楽や快楽のために命を奪うことはまともではない。
自然界では本来、命を奪うということは命を食らうということであるだろう。
どのような理由があろうとも、命は軽んじて良いものではない。
それは命というものは、それがどのようなものであれ、別の命を支える大切なものだからである。
すべては一つに繋がっているのである。
キリギリスの命を奪った時、わたしは全身に悪寒が走るのを感じた。
わたしは一瞬にして言い様の無い不安にさらされた。
2013年4月24日水曜日
追憶 428
キリギリスを見た時、わたしはそれをどうにかして外へ逃がそうとしたが、暴れるのと恐怖心から捕まえるのことができずにいた。
キリギリスを外に放り出したいという気持ちと恐怖心が入り混じり、わたしは冷静さを失っていた。
どう考えたのかは覚えていない。
もしかしたら、何も考えてはいなかったかもしれない。
わたしはシャワーを掴み、浴槽の中で暴れているキリギリスに対して熱湯を浴びせた。
キリギリスは飛び跳ねることもできずに足を目一杯に伸ばすと、そのまま動かなくなってしまった。
それは一瞬の出来事であった。
キリギリスは命を失ったのである。
わたしは小さな命を一瞬の内に奪った。
わたしがしたこと、それは指先で蛇口を捻っただけである。
キリギリスを外に放り出したいという気持ちと恐怖心が入り混じり、わたしは冷静さを失っていた。
どう考えたのかは覚えていない。
もしかしたら、何も考えてはいなかったかもしれない。
わたしはシャワーを掴み、浴槽の中で暴れているキリギリスに対して熱湯を浴びせた。
キリギリスは飛び跳ねることもできずに足を目一杯に伸ばすと、そのまま動かなくなってしまった。
それは一瞬の出来事であった。
キリギリスは命を失ったのである。
わたしは小さな命を一瞬の内に奪った。
わたしがしたこと、それは指先で蛇口を捻っただけである。
2013年4月23日火曜日
追憶 427
わたしは今でも自らの行為を後悔している。
その汚れ、無知、弱さ、を。
わたしたちはイモリや蛙を捕まえては、それで野球をした。
当時のわたしたちにはそれが楽しいものだと信じ込んでいたのである。
誰もそのことを疑いはしなかった。
それはわたしが小学生だった頃のことである。
それは暑い日であった。
中学生になったわたしは、夏休みの昼下がりに部活から帰宅すると、汗を流すためにシャワーを浴びることにした。
風呂場に着いて服を脱ぎ捨て、蛇口を捻った時にそれは跳ねた。
驚いたわたしの目に飛び込んできたものは、空の浴槽の中で這い出ることができずに肩を落とす大きなキリギリスであった。
その汚れ、無知、弱さ、を。
わたしたちはイモリや蛙を捕まえては、それで野球をした。
当時のわたしたちにはそれが楽しいものだと信じ込んでいたのである。
誰もそのことを疑いはしなかった。
それはわたしが小学生だった頃のことである。
それは暑い日であった。
中学生になったわたしは、夏休みの昼下がりに部活から帰宅すると、汗を流すためにシャワーを浴びることにした。
風呂場に着いて服を脱ぎ捨て、蛇口を捻った時にそれは跳ねた。
驚いたわたしの目に飛び込んできたものは、空の浴槽の中で這い出ることができずに肩を落とす大きなキリギリスであった。
2013年4月22日月曜日
追憶 426
人間という存在の本性は、残虐なものなのかもしれない。
人はそれを教養によって何とか繕っているのだろう。
子どもは素直である。
人間の本性を地で行く。
子どもは娯楽のためだけに小さな命を何のためらいもなく奪ってしまう。
今のわたしには考えられないことではあるが、当時のわたしにはそれが当たり前のことであり、周りの子どもたちもそう思っていたに違いないだろう。
幼いわたしにとって命は、単なる遊び道具でしかなかったのである。
人はそれを教養によって何とか繕っているのだろう。
子どもは素直である。
人間の本性を地で行く。
子どもは娯楽のためだけに小さな命を何のためらいもなく奪ってしまう。
今のわたしには考えられないことではあるが、当時のわたしにはそれが当たり前のことであり、周りの子どもたちもそう思っていたに違いないだろう。
幼いわたしにとって命は、単なる遊び道具でしかなかったのである。
2013年4月21日日曜日
追憶 425
「わたし」という存在とそれ以外の存在との間にあった分厚い壁が、自分自身の自我が描いたただの絵であることを知った。
わたしは自然の一部であり、それ以上でもなければ、それ以下でもない。
わたしは自然以外の何ものでも無い。
わたしは自然と一つであり、そこからは決して離れることはできないのである。
人間とは、小さな存在である。
幼い頃のわたしは無慈悲に多くの昆虫の命を奪ってきた。
それは単なる遊びでしかなかった。
毎日、友人たちと野原を駆けては昆虫を捕まえ、その命を奪った。
わたしは自然の一部であり、それ以上でもなければ、それ以下でもない。
わたしは自然以外の何ものでも無い。
わたしは自然と一つであり、そこからは決して離れることはできないのである。
人間とは、小さな存在である。
幼い頃のわたしは無慈悲に多くの昆虫の命を奪ってきた。
それは単なる遊びでしかなかった。
毎日、友人たちと野原を駆けては昆虫を捕まえ、その命を奪った。
2013年4月20日土曜日
追憶 424
今までのわたしの常識では、「自然」はわたしの外にある存在であった。
わたしは「自然」に取り囲まれていると思っていた。
しかしながら、岩の上に腰を降ろした時から、わたしの常識は覆(くつがえ)されることになった。
わたしの中の「自然」という概念が歪んで見えた。
それは薄っぺらな知識であったのだ。
わたしは目に見えるものだけを追って、それを勝手に「自然」としていたのであった。
「自然」はわたしの中にあったのである。
「わたし」という存在と「自然」という存在との間には何の隔たりもなく、自分自身がそれであるということを感じる。
わたしは「自然」に取り囲まれていると思っていた。
しかしながら、岩の上に腰を降ろした時から、わたしの常識は覆(くつがえ)されることになった。
わたしの中の「自然」という概念が歪んで見えた。
それは薄っぺらな知識であったのだ。
わたしは目に見えるものだけを追って、それを勝手に「自然」としていたのであった。
「自然」はわたしの中にあったのである。
「わたし」という存在と「自然」という存在との間には何の隔たりもなく、自分自身がそれであるということを感じる。
2013年4月19日金曜日
追憶 423
わたしは老人の真似をして、あぐらをかいて座り、ゆっくりと目を閉じた。
心を静め、音の無い場所へと向かう。
次第に川の流れる音が遠くなる。
音が遠ざかると、普段は耳には届かない音?が聞こえてきた。
それは、命の鼓動?である。
言葉にして説明するのは難しいが、自然の中に営まれる命の躍動(繋がり?流れ?位置?)のようなものを感じるのである。
山の中に存在している命を感じるのだ。
それはおびただしい数のエネルギーである。
数が分かる訳ではないが、それが数え切れない程のもので、それがわたしに迫り来るようであった。
そこでわたしは「自然」というものを感じた。
「自然」とは命なのだと思った。
わたしは数え切れない程の命の中に存在し、その中の小さな一つに過ぎないことを実感する。
心を静め、音の無い場所へと向かう。
次第に川の流れる音が遠くなる。
音が遠ざかると、普段は耳には届かない音?が聞こえてきた。
それは、命の鼓動?である。
言葉にして説明するのは難しいが、自然の中に営まれる命の躍動(繋がり?流れ?位置?)のようなものを感じるのである。
山の中に存在している命を感じるのだ。
それはおびただしい数のエネルギーである。
数が分かる訳ではないが、それが数え切れない程のもので、それがわたしに迫り来るようであった。
そこでわたしは「自然」というものを感じた。
「自然」とは命なのだと思った。
わたしは数え切れない程の命の中に存在し、その中の小さな一つに過ぎないことを実感する。
2013年4月18日木曜日
追憶 422
不思議とわたしはその光景に何の違和感も感じなかった。
普通に考えたらおかしなことではあるが、この時はとても自然なこと、ごく普通のことのように思えた。
わたしはKとHが寝息を立てていることを確認した後、何気無く老人が座っていた岩に向かった。
歩きにくい足場を気にしつつ、わたしはなるべく平らな石を選んで進んだ。
川の流れる音が次第に大きくなった。
ようやく岩に辿り着き、30センチほどの水の流れをまたいで岩に取り付いた。
高さにして2メートルくらいある岩を登り、老人の痕跡(こんせき)を探った。
しかしながら、そこには特にめぼしいものもなく、ただの岩の表面が広がるだけであった。
見渡せば、川原が一望できる。
それがとても心地好かった。
わたしは老人がそうしていたように、岩の上に腰を降ろすことにした。
普通に考えたらおかしなことではあるが、この時はとても自然なこと、ごく普通のことのように思えた。
わたしはKとHが寝息を立てていることを確認した後、何気無く老人が座っていた岩に向かった。
歩きにくい足場を気にしつつ、わたしはなるべく平らな石を選んで進んだ。
川の流れる音が次第に大きくなった。
ようやく岩に辿り着き、30センチほどの水の流れをまたいで岩に取り付いた。
高さにして2メートルくらいある岩を登り、老人の痕跡(こんせき)を探った。
しかしながら、そこには特にめぼしいものもなく、ただの岩の表面が広がるだけであった。
見渡せば、川原が一望できる。
それがとても心地好かった。
わたしは老人がそうしていたように、岩の上に腰を降ろすことにした。
2013年4月17日水曜日
追憶 421
何気無く視線をやると、岩の上に人が座っているように見えた。
寝ぼけているのか?霧による見間違いか?などと思ったが頭がまともには働かなかった。
しかしながら、一瞬だけ視界に飛び込んできたものは人の姿であったし、一瞬のはずなのに、それよりも長い時間眺めていたような不思議な感覚もあった。
川面に突き出ている大きな岩の上には、立派な白い髭を蓄えて毛皮?か蓑(みの)?をまとった老人が、あぐらをかいて座っているのが見えたのである。
老人は薄汚れた身なりをしていたが、目には映らない神々しい雰囲気をまとっていた。
寝ぼけているのか?霧による見間違いか?などと思ったが頭がまともには働かなかった。
しかしながら、一瞬だけ視界に飛び込んできたものは人の姿であったし、一瞬のはずなのに、それよりも長い時間眺めていたような不思議な感覚もあった。
川面に突き出ている大きな岩の上には、立派な白い髭を蓄えて毛皮?か蓑(みの)?をまとった老人が、あぐらをかいて座っているのが見えたのである。
老人は薄汚れた身なりをしていたが、目には映らない神々しい雰囲気をまとっていた。
2013年4月16日火曜日
追憶 420
ずっと浅い眠りが続いていた。
夢うつつに身体の痛みで寝返りを打っていたことを覚えている。
それでも眠っていた感覚はあったので、少しだけ安心した。
寒さに起こされ、焚き火に呼ばれた。
重たい身体と思考を精一杯に起こして、かまどに炭を焼べた。
KとHはぐっすりと眠っている。
わたしは二人を恨めしく眺めた後、何となしに空を見た。
いつの間にかに空の黒は白に変わっていた。
辺りも霧がかかったように青白く見えていた。
わたしは大きなあくびをして背伸びをした後、転がっていたジュースを手に取り、口をつけた。
冷たいジュースが喉を通る感覚は、わたしの意識の扉を静かにノックするようだった。
一瞬、意識が集中するような感覚を得て、また散漫になる。
まともに眠っていないせいで疲れているのだろう。
その時、わたしは川面に突き出た大きな岩が気になった。
夢うつつに身体の痛みで寝返りを打っていたことを覚えている。
それでも眠っていた感覚はあったので、少しだけ安心した。
寒さに起こされ、焚き火に呼ばれた。
重たい身体と思考を精一杯に起こして、かまどに炭を焼べた。
KとHはぐっすりと眠っている。
わたしは二人を恨めしく眺めた後、何となしに空を見た。
いつの間にかに空の黒は白に変わっていた。
辺りも霧がかかったように青白く見えていた。
わたしは大きなあくびをして背伸びをした後、転がっていたジュースを手に取り、口をつけた。
冷たいジュースが喉を通る感覚は、わたしの意識の扉を静かにノックするようだった。
一瞬、意識が集中するような感覚を得て、また散漫になる。
まともに眠っていないせいで疲れているのだろう。
その時、わたしは川面に突き出た大きな岩が気になった。
2013年4月15日月曜日
追憶 419
山の神様が侵入者を確認しに来た?
きっとそんなところだろう。
黒い何かがわたしを覗き込んでいる時、わたしは古い記憶を思い出していた。
それは、自然の中で遊ぶ幼い自分自身の姿であった。
田んぼには蓮華(れんげ)が咲き誇り、あちらこちらから蛙の鳴き声がしている。
田んぼの脇を流れる小川にはキラキラと光る水が流れ、そこには数匹のイモリがいた。
陽の光はわたしを柔らかく包み込み、そよぐ風はどこからともなく花の香りを運んだ。
わたしにとってはその記憶が最も幸福なものである。
黒い何かがわたしに見せた?記憶は、わたしに「自然」を思い起こさせた。
わたしは自然の中で生きているのだ。
強くそう思ったまま、眠りに落ちた。
きっとそんなところだろう。
黒い何かがわたしを覗き込んでいる時、わたしは古い記憶を思い出していた。
それは、自然の中で遊ぶ幼い自分自身の姿であった。
田んぼには蓮華(れんげ)が咲き誇り、あちらこちらから蛙の鳴き声がしている。
田んぼの脇を流れる小川にはキラキラと光る水が流れ、そこには数匹のイモリがいた。
陽の光はわたしを柔らかく包み込み、そよぐ風はどこからともなく花の香りを運んだ。
わたしにとってはその記憶が最も幸福なものである。
黒い何かがわたしに見せた?記憶は、わたしに「自然」を思い起こさせた。
わたしは自然の中で生きているのだ。
強くそう思ったまま、眠りに落ちた。
2013年4月14日日曜日
追憶 418
黒い何かが何者で、何の目的でわたしたちの前に現れたのかは分からなかった。
しかし、不思議なことに、あの黒い何かが去ってからは、どこからともなく湧き上がる安心感がわたしの心を包んでいるようであったのだ。
わたしにはあの黒い何かが山の神様のように思えた。
姿はもちろん人のものではなかったが、感じるものも人のそれとは全く違う。
どのように表現すれば良いのか分からないが、あの黒い何かからは自然というものを感じるのであった。
それは人の命(魂)のように個体ではなく、自然という団体を感じさせた。
あの黒い身体の中には生命の息吹、大自然を感じることができたのである。
しかし、不思議なことに、あの黒い何かが去ってからは、どこからともなく湧き上がる安心感がわたしの心を包んでいるようであったのだ。
わたしにはあの黒い何かが山の神様のように思えた。
姿はもちろん人のものではなかったが、感じるものも人のそれとは全く違う。
どのように表現すれば良いのか分からないが、あの黒い何かからは自然というものを感じるのであった。
それは人の命(魂)のように個体ではなく、自然という団体を感じさせた。
あの黒い身体の中には生命の息吹、大自然を感じることができたのである。
2013年4月13日土曜日
追憶 417
得体の知れない何かはHを一通り観察した後、隣で眠っているKを覗き込み始めた。
何をしているのかは分からなかったが、それはわたしたちが何者であるのかを確かめているような感覚であった。
Kを観察し終えたそれは、わたしのところにやって来た。
わたしはそっと目を閉じた。
なぜか、そうした方が良いように感じたのである。
わたしの心はとても落ち着いていた。
それは、その黒い何かからは優しさを感じることができたからである。
わたしが落ち着いて身体を差し出すと、その黒い何かはわたしの匂いを嗅ぐような仕草をした(ように思えた)後、きびすを返してどこかへと去っていった。
何をしているのかは分からなかったが、それはわたしたちが何者であるのかを確かめているような感覚であった。
Kを観察し終えたそれは、わたしのところにやって来た。
わたしはそっと目を閉じた。
なぜか、そうした方が良いように感じたのである。
わたしの心はとても落ち着いていた。
それは、その黒い何かからは優しさを感じることができたからである。
わたしが落ち着いて身体を差し出すと、その黒い何かはわたしの匂いを嗅ぐような仕草をした(ように思えた)後、きびすを返してどこかへと去っていった。
2013年4月12日金曜日
追憶 416
寝ぼけ眼であることを考慮しても、やはりそこには何かがいた。
小さな熊?
一瞬そう見えたが、この辺りに熊が生息しているなんて聞いたこともない。
それに、よく見るとその身体は半透明であったし、大体、手足もなければ体毛もない。
それは動物的な特徴を何一つとして持ち合わせてはいなかったのである。
ただ黒い半透明の大きな何かが、眠るHを覗き込んでいるのであった。
そこに恐怖心はなかった。
何の危機感も感じない。
それは野生動物が好奇心で近寄ってくるような感覚であった。
小さな熊?
一瞬そう見えたが、この辺りに熊が生息しているなんて聞いたこともない。
それに、よく見るとその身体は半透明であったし、大体、手足もなければ体毛もない。
それは動物的な特徴を何一つとして持ち合わせてはいなかったのである。
ただ黒い半透明の大きな何かが、眠るHを覗き込んでいるのであった。
そこに恐怖心はなかった。
何の危機感も感じない。
それは野生動物が好奇心で近寄ってくるような感覚であった。
2013年4月11日木曜日
追憶 415
気にしなくなると気にならなくなるものである。
彼らと遭遇したわたしの心はなぜか満足しており、心地好い眠りが迎えに来てくれるような気配を感じていた。
そこでわたしの記憶はなかった。
どのくらい眠ったかは分からなかったが、わたしは寒さと身体の痛みに目が覚めた。
冷たく固い岩場で寝ているために体温は奪われ、身体は凝り固まってしまうのであろう。
凝り固まった身体を気遣いながら寝返りを打つと、わたしはそこで固まった。
見ると、Hが寝ている姿があるが、それに覆いかぶさるようにして「何か」がいる。
それは、黒く大きなものであった。
彼らと遭遇したわたしの心はなぜか満足しており、心地好い眠りが迎えに来てくれるような気配を感じていた。
そこでわたしの記憶はなかった。
どのくらい眠ったかは分からなかったが、わたしは寒さと身体の痛みに目が覚めた。
冷たく固い岩場で寝ているために体温は奪われ、身体は凝り固まってしまうのであろう。
凝り固まった身体を気遣いながら寝返りを打つと、わたしはそこで固まった。
見ると、Hが寝ている姿があるが、それに覆いかぶさるようにして「何か」がいる。
それは、黒く大きなものであった。
2013年4月10日水曜日
追憶 414
彼らは一体何者なのだろうか?
どこへ向かうのだろう?
山の奥には何があるというのだろうか?
わたしの中には目の前の不思議な光景に対する様々な疑問が飛び交っていたが、疲れからそれを追求する気にはなれなかった。
それは、彼らが通る道が感覚的にわたしたちから遠く離れた場所であったし、危機感は感じられなかったからだ。
彼らのことは脳裏に映る映像によって見ていたが、わたしにとってはそれが真実なのか?実体なのかも分からなかった。
和太鼓のような音も、脳裏に映る映像も幻覚(幻聴)や錯覚である可能性もある。
今のわたしにとっては、霊体験というものがいまいち要領を得ないのであった。
わたしは疲れを感じ、彼らのことを気にするのをやめた。
どこへ向かうのだろう?
山の奥には何があるというのだろうか?
わたしの中には目の前の不思議な光景に対する様々な疑問が飛び交っていたが、疲れからそれを追求する気にはなれなかった。
それは、彼らが通る道が感覚的にわたしたちから遠く離れた場所であったし、危機感は感じられなかったからだ。
彼らのことは脳裏に映る映像によって見ていたが、わたしにとってはそれが真実なのか?実体なのかも分からなかった。
和太鼓のような音も、脳裏に映る映像も幻覚(幻聴)や錯覚である可能性もある。
今のわたしにとっては、霊体験というものがいまいち要領を得ないのであった。
わたしは疲れを感じ、彼らのことを気にするのをやめた。
2013年4月9日火曜日
追憶 413
それは小さなものであった。
人の列を取り込む様にして、まるで人が列を乱さないように誘導している様である。
わたしにはそれが動物に見えた。
狐か狸かハクビシンか、何の動物かは分からないが四つ股の動物たちが人の集団を取り込む様にして同じように歩いているのであった。
動物たちからは生気のような、何らかの意思を感じる。
詳しくは分からなかったが、彼らからは何らかの目的のようなものを感じるのであった。
真夜中に人と動物の集団が、太鼓の音に導かれる様にして川面を渡り、山に吸い込まれる様は異様な光景としか言いようがなかった。
人の列を取り込む様にして、まるで人が列を乱さないように誘導している様である。
わたしにはそれが動物に見えた。
狐か狸かハクビシンか、何の動物かは分からないが四つ股の動物たちが人の集団を取り込む様にして同じように歩いているのであった。
動物たちからは生気のような、何らかの意思を感じる。
詳しくは分からなかったが、彼らからは何らかの目的のようなものを感じるのであった。
真夜中に人と動物の集団が、太鼓の音に導かれる様にして川面を渡り、山に吸い込まれる様は異様な光景としか言いようがなかった。
2013年4月8日月曜日
追憶 412
老若男女が肩を落とすようにして歩いている。
皆一様に俯(うつむ)いて、その足取りは重たい。
そこに生気は全く感じられない。
彼らは皆、ネガティブで破滅的であった。
皆黒い影の様になっているためにそれぞれの格好は分からなかったが、皆生きた時代がばらばらであると分かる。
直感であるために、そこに理由はない。
様々な時代を生きた老若男女が列を成して歩いている様は、わたしに怖さを超えた異様な不思議さを覚えさせた。
わたしは脳裏に浮かんでくる光景に対して、緊張感と共に胸が高鳴るのを感じていた。
よく見ると、彼らの足元に何かがある。
皆一様に俯(うつむ)いて、その足取りは重たい。
そこに生気は全く感じられない。
彼らは皆、ネガティブで破滅的であった。
皆黒い影の様になっているためにそれぞれの格好は分からなかったが、皆生きた時代がばらばらであると分かる。
直感であるために、そこに理由はない。
様々な時代を生きた老若男女が列を成して歩いている様は、わたしに怖さを超えた異様な不思議さを覚えさせた。
わたしは脳裏に浮かんでくる光景に対して、緊張感と共に胸が高鳴るのを感じていた。
よく見ると、彼らの足元に何かがある。
2013年4月7日日曜日
追憶 411
気配を伺うと、何かが一筋になって進んでいるような景色が脳裏に浮かんでくる。
それは、闇夜に比べても黒いものであった。
それは一列に列を成して川面を渡り、対岸の山の中に向かって進んでいるようであった。
わたしはその光景が何であるのかを知りたいと願い、観察を続けた。
観察を続けていると、少しずつではあるけれどそれが見えてくる。
暗さに目が慣れるようにして見え始めたそれは、川面を渡るのは人の集団であった。
それは、闇夜に比べても黒いものであった。
それは一列に列を成して川面を渡り、対岸の山の中に向かって進んでいるようであった。
わたしはその光景が何であるのかを知りたいと願い、観察を続けた。
観察を続けていると、少しずつではあるけれどそれが見えてくる。
暗さに目が慣れるようにして見え始めたそれは、川面を渡るのは人の集団であった。
2013年4月6日土曜日
追憶 410
次第に大きくなる太鼓のような音を、わたしは目を閉じたままで聞いていた。
「ドン…ドン…ドン…ドン…」
それは確実に大きくなっていく。
そのうちに、川面に何かの気配を感じるようになった。
それは、まるで人混みのような感覚である。
複数の気配のようなものを感じたので、わたしは目を開けてそれを確認したくなったが、それはしない方が良いような気がした。
それは、目を開けてしまうとその気配が消えてしまいそうな気がしたからである。
理由はないが、何となくそう思うだけである。
わたしは目を閉じたままで気配の様子を伺うことにした。
「ドン…ドン…ドン…ドン…」
それは確実に大きくなっていく。
そのうちに、川面に何かの気配を感じるようになった。
それは、まるで人混みのような感覚である。
複数の気配のようなものを感じたので、わたしは目を開けてそれを確認したくなったが、それはしない方が良いような気がした。
それは、目を開けてしまうとその気配が消えてしまいそうな気がしたからである。
理由はないが、何となくそう思うだけである。
わたしは目を閉じたままで気配の様子を伺うことにした。
2013年4月5日金曜日
追憶 409
わたしは太鼓ような音を気にしないことを決め込んで、無理矢理に眠ることにした。
目を閉じて眠りを待つ。
しかし、一向にわたしを迎えにくる気配はない。
疲れていたので嫌だったが、眠れないので仕方がない。
わたしは太鼓のような音に対して意識を合わせてみることにした。
すると、太鼓のような音に変化が現れた。
それは初め、遠くで鳴る小さな音であったが、わたしが意識を向けてからは徐々に大きくなっていくような気がした。
少しずつ近付いているかのような感覚であった。
目を閉じて眠りを待つ。
しかし、一向にわたしを迎えにくる気配はない。
疲れていたので嫌だったが、眠れないので仕方がない。
わたしは太鼓のような音に対して意識を合わせてみることにした。
すると、太鼓のような音に変化が現れた。
それは初め、遠くで鳴る小さな音であったが、わたしが意識を向けてからは徐々に大きくなっていくような気がした。
少しずつ近付いているかのような感覚であった。
2013年4月4日木曜日
追憶 408
「おいK…K。ちょと起きてくれ!」
Kの眠りは深そうであったが、何とかわたしの声に反応して目と開けた。
「ん…?どうした?」
Kは眠りを妨害されたことに多少の不快感を持ちながら、気怠(けだる)くわたしに言った。
「起こしてごめん。さっきから太鼓の音が聞こえるんだけど、Kにも聞こえる?気になって仕方がないんだよ」
Kは目を細めて辺りを伺ったが、すぐにまた目を閉じた。
「何にも聞こえない…おやすみ…」
そう言うと、また眠りについてしまった。
Kが辺りを伺っている時にもわたしには太鼓の音が聞こえていた。
Kには聞こえなかったのであろうか?
それとも、眠たかったから面倒臭かったのであろうか?
Kの真意は分からなかった。
Kの眠りは深そうであったが、何とかわたしの声に反応して目と開けた。
「ん…?どうした?」
Kは眠りを妨害されたことに多少の不快感を持ちながら、気怠(けだる)くわたしに言った。
「起こしてごめん。さっきから太鼓の音が聞こえるんだけど、Kにも聞こえる?気になって仕方がないんだよ」
Kは目を細めて辺りを伺ったが、すぐにまた目を閉じた。
「何にも聞こえない…おやすみ…」
そう言うと、また眠りについてしまった。
Kが辺りを伺っている時にもわたしには太鼓の音が聞こえていた。
Kには聞こえなかったのであろうか?
それとも、眠たかったから面倒臭かったのであろうか?
Kの真意は分からなかった。
2013年4月3日水曜日
追憶 407
それは先ほどから微かに聞こえている和太鼓を叩くような音であった。
それは微かではあるが、その低い音をわたしに届けていた。
「ドン…ドン…ドン…ドン…」
そのような音が遠くで聞こえている。
周りには民家はない。
確証はないが、神社仏閣もないと思われる。
時間は確認しなかったが、3時くらいであろうか?
キャンプ場にわたしたちを除いて客はいない。
例え、誰かがいたにしても、こんな時間にこんな山奥で太鼓を叩くであろうか?
わたしの中の常識では考えられないことであった。
わたしはその音がとても気になったのでKを起こすことにした。
それは微かではあるが、その低い音をわたしに届けていた。
「ドン…ドン…ドン…ドン…」
そのような音が遠くで聞こえている。
周りには民家はない。
確証はないが、神社仏閣もないと思われる。
時間は確認しなかったが、3時くらいであろうか?
キャンプ場にわたしたちを除いて客はいない。
例え、誰かがいたにしても、こんな時間にこんな山奥で太鼓を叩くであろうか?
わたしの中の常識では考えられないことであった。
わたしはその音がとても気になったのでKを起こすことにした。
2013年4月2日火曜日
追憶 406
身体は疲れている。
先ほどから睡魔が襲ってきてはいるが、どうしてもわたしを倒すことはできないようであった。
それでも、わたしはうとうとしていることに気が付いていた。
このまま眠りがわたしを連れて行ってくれることを期待して、身体を石にもたげた。
今度は何とか眠りにつくことができそうである。
わたしの中には安堵感(あんどかん)が広がっていた。
夢であろうか?
それにしては早い?
わたしの意識は横になった時からの時間の感覚を所有していた。
夢の中ならば、きっとこの感覚はリセットされているはずである。
夢か現実なのか分からない状況の中で、わたしには気になることがあった。
先ほどから睡魔が襲ってきてはいるが、どうしてもわたしを倒すことはできないようであった。
それでも、わたしはうとうとしていることに気が付いていた。
このまま眠りがわたしを連れて行ってくれることを期待して、身体を石にもたげた。
今度は何とか眠りにつくことができそうである。
わたしの中には安堵感(あんどかん)が広がっていた。
夢であろうか?
それにしては早い?
わたしの意識は横になった時からの時間の感覚を所有していた。
夢の中ならば、きっとこの感覚はリセットされているはずである。
夢か現実なのか分からない状況の中で、わたしには気になることがあった。
2013年4月1日月曜日
追憶 405
幾度となく体勢を変えてみては、睡眠の入り口を探す。
しかしながら、それは難しいことであった。
KとHの様子を伺うと、いびきをかいて眠っているようであった。
わたしは「よく眠れるなぁ」と二人に感心したものである。
足元のドラム缶のかまどの様子を見ては炭をくべる。
火種を絶やさないようにしなければ、寒くて風邪を引いてしまうだろう。
どうせ眠れはしないので、わたしは膝(ひざ)を抱えて座り、かまどの火を見つめながら過ごすことにした。
女のプレッシャーが無くなってからは、とても気楽である。
緊張する必要もないし、ただ静かに火を見つめていられる。
わたしにとってはこの時間がとても素敵だと感じられた。
しかしながら、それは難しいことであった。
KとHの様子を伺うと、いびきをかいて眠っているようであった。
わたしは「よく眠れるなぁ」と二人に感心したものである。
足元のドラム缶のかまどの様子を見ては炭をくべる。
火種を絶やさないようにしなければ、寒くて風邪を引いてしまうだろう。
どうせ眠れはしないので、わたしは膝(ひざ)を抱えて座り、かまどの火を見つめながら過ごすことにした。
女のプレッシャーが無くなってからは、とても気楽である。
緊張する必要もないし、ただ静かに火を見つめていられる。
わたしにとってはこの時間がとても素敵だと感じられた。
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