横になって考えることは、先程の黒い大蛇のことであった。
黒い大蛇はどこから来て、どこへ向かったのだろうか?
黒い大蛇は、一体何者だったのであろう?
それは、わたしには辿り着くことのできない答えであるだろう。
人間であるわたしにはきっと辿り着くことのできない世界である。
しかしながら、黒い大蛇のことが気に掛かって仕方がなかった。
わたしにはどうすることもできないというのに…
それにしても、狐たちが無事で良かった。
そして、わたし自身も無事でいられたことにただただ感謝した。
極度の緊張から解放されたわたしは、安心感の中でそのままゆっくりと眠りに落ちた。
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