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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年8月12日日曜日

追憶 173

しかしながら、その危機感すら簡単に暗闇の中に飲み込まれようとしていた。
何もかもが嫌になってくる。
心と身体が鉛にでもなったように重たく、しんどい。
もう、何もかもがどうでも良かった。
自らの命すら、どうでもいい…
思考を紡ぐ力が出ない。

「ああ、これが鬱(うつ)という状態なんだ」

わたしはそう理解した。
正確には分からないが、鬱病という状態にある人の苦しみが分かった気がした。

人の本質はその意識にある。
簡単に言えば心だろう。
心境によって人はどのような形にも変化する。
建設的な心境にあれば、人は前向きに在ることができる。
破滅的な心境にあれば、人は後ろ向きに在るだろう。
そして、厄介なことに意識は繋がっている。
周囲の人に何らかの影響を受けるのもこのためである。
意識は意識によって影響を受けているのである。

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