彼女達の信じる宗教の書物によれば、”神”がある街やそこに住む人達を殺せと命じたと記されている。
	
	”神”の意に沿わない人達は殺しても良いというのである。
	彼女達の信仰する”神”は、余りにも人間的(生物的、感情的)なのではないだろうか?
	”神”がそのような個人的な主張をするだろうか?
	わたしには疑問である。
	別にすべての人が仲良くする必要などは無いと思うが、意に沿わない人を虐げたり、殺す必要などないと考えるのである。
	わたしは黙り込む彼女達から答えを得る前に次の質問をした。
	”わたしが今ここであなた達を殺したらどうしますか?”
	わたしが目の前のか弱い女性を殺すことなど容易い。
	誰にも気付かれずに二人の息の根を止めることも出来るだろう。
	もちろん、わたしは彼女達を殺したいとは思わない。
	これは、極論による例え話なのである。
	しかしながら、わたしでない他の人物であれば、その可能性は十分に考えられる。
	彼女達はそんな可能性など考えてはいないだろうから、見ず知らずの男を何の躊躇(ちゅうちょ)もなく訪ねるのである。
	
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