今日の日本人からは強力な生命力を感じない。
	ある種の平和的な時代やある程度の飽和(ほうわ)した経済状況の影響もあるかも知れないが、薄弱な精神には志(こころざし)さえ失われたように感じる。
	余分を求める必要はないかも知れないが、何かをより良くしなければならないと思える。
	何かをより良くするためには、強靭(きょうじん)な精神と志が必要なのではなかろうか?
	触れるものが画一化し、多様な形を得る機会が失われるということは、感動を失うということに繋がるだろう。
	例えば、同じ景色のトンネル内を車で走っている時には発見が少なく、感動も生まれない。
	これと同じように、画一的な食事や生活は、人から生命力を奪うのではないかと思えるのである。
	
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