わたしが求めていたのは自由であり、それは、危険と放任によって実現すると考える。
バイクは危険な乗り物であるだろう。
フレームに守られることも、シートベルトに固定されることもない。
曲がるには体重移動を必要とし、風雨の影響をまともに受ける。
夏は暑く、冬は寒い。
そして、死と隣り合わせである。
これは、誇張(こちょう)ではない。
バイクに乗っているのであれば、簡単に死ぬことができるだろう。
それ程に危険な乗り物である。
しかしながら、それ等の条件を逆手に取れば、季節や”風”、マシンの駆動力や遠心力、そして、命を感じることが出来る。
それがわたしに自由を与えてくれるのだ。
自動車にはそれが出来ない。
バイクとは決定的な違いがあるのである。
それがわたしを魅了(みりょう)するのだ。
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