このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年10月28日金曜日

追憶 1509

内容の分からない三行の天使文字を書き終えると、それを直線で囲った。
すると、文字が金色の光を放つ。
それに両手で触れると、彼の背中に押し込まれるように消えた。

わたしの目の前には暗く何も無い空間があった。
それは手を伸ばせば届くような狭い空間にも思えたが、果てし無く広いようにも思えた。
わたしは目の前の暗い空間を虚無(感)だと感じた。
これは、彼の心であり、彼の抱えている虚無感なのではないか?
わたしにはそう思えるのである。
わたしは虚しさを感じていた。
それは、この空間に共感しているからだろう。
何もかもが虚しく思えた時、目の前に人影が現れた。
それは始めからそこにいたのかも知れないし、今出現したのかも知れない。
人影は暗い空間よりも少しだけ濃い暗さをまとっていた。


0 件のコメント:

コメントを投稿