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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年10月17日月曜日

追憶 1498

わたし達が学んでいるのは、自分自身に他ならないだろう。
わたしは彼女達を通じて自分自身を学び、彼女達はわたしという存在を通じて自分自身を学んでいるのである。
多くの人が陥るのは、”他人に教えてやろう”というエゴイズムである。
世の中はこれによって回っている。
彼女達はわたしに自分達の宗教を教えようとし、わたしは彼女達に自らの価値観を教えようとしているのである。
違いがあるとすれば、その”固さ”だけであろう。
恐らく、彼女達のエゴイズムはわたしのよりも固い。
しかしながら、わたしも彼女達の教えに従わず、自らの信念を貫き通そうというのだからなかなかに固いであろう。
金属と石を叩き付ければ火花が生じる。
それがわたしの感じている怒りの感情なのである。
わたしは彼女達を肯定しつつも否定している。
彼女達はわたしを否定する。
彼女達のせいにする訳ではないが、振り上げた金槌(かなづち)を手放さない限りは、誰に会っても火花を散らすことになるだろう。
小さな火種が家屋を全焼させることを、彼女達は知らないのである。

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