わたしは身体が自分自身の意思に反して揺れるこの感覚を、Kに対して理解させる必要があると感じた。
この感覚に慣れ、いずれは自由に使いこなす必要があると確信するのである。
それが天使の意思であると思えるのだ。
明確な理由はない。
何と無くではあるが、「絶対」にそうだと思えるのである。
わたしはKに瞑想状態を体験させる必要があると感じた。
「これから、何があっても驚かないで欲しい。どうなるのかはわたしにも分からないけど、良いと言うまで目を閉じて座っていてくれ」
Kは一瞬考えるように間をとって返事を返した。
深呼吸をして、わたしはKの背中に手をかざした。
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