このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年11月21日水曜日

追憶 274

ある日の瞑想中にわたしは自らの破滅的な感情と向き合う機会があった。
わたしの心は幼い頃から歪んでいた。
劣等感にも似た捻(ひね)くれた感情が心に根を張り、それを蝕(むしば)む。
それは自力によって容易に取り除くことのできるものではなかった。
誰しも何らかの劣等感を抱えている。
それは、心の形成の失敗である。
未熟な価値観が植え付ける歪んだ種。
それが劣等感である。
しかしながら、人は皆唯一の存在であり、本来ならば優越感の塊なのだ。
自らの個性に対する間違った価値観がそれを歪めてしまう。
周囲と違うことや、勝手に劣っているという思い込みが人に劣等感を植え付けるのである。
劣等感は人から自信を奪う。
自信を失った心は活動を停止する。
心が躍動しなければ、力は生まれない。
ならば、目標の設定や目的意識の所持、夢や理想の追求などの人生における重要な仕事をこなすことはできない。

0 件のコメント:

コメントを投稿