「これ(黄金の杭)はお前を護り、多くの者を救う光となる。心して扱いなさい。力には相応の責任が伴う。見誤ってはならない。お前の意思が光の行く先を決める。正しく導くことだ」
大天使ミカエルが告げると、わたしは黄金の杭を持つ右手を自らの胸に押し当てた。
すると、黄金の杭は音も無く胸の中へと収まった。
胸の中へと入り込んだ黄金の杭は、そのままわたしの心に突き刺さった。
それは、わたしの心に対して強烈な正義感を注入してくるようである。
わたしの歪んでいる心を強制的に正すような、正しく叱られているような感覚である。
わたしにとってそれはとても心地の好いものであった。
心の中に澄んだ水が湧き出て、大地を潤すようである。
正義感は人に責任感をもたらす。
それも、建設的で貢献的な責任感である。
正義感がなければ人は正しく進むことはできないだろう。
わたしは正しく進むことを誓った。
今はまだ何が正しいのか?分からないが、わたしにはそれを追求する必要がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿