養殖の仕事で海に出る。
その度にわたしは海に浮かんでいるゴミを回収していた。
残念なことに、周りの養殖業者の人たちは海に平気でゴミを捨てていた。
彼らにとってはそれが習慣であり、当たり前のことなのだろう。
わたしはそんな習慣が嫌いでゴミを回収し続けた。
もちろん、養殖業者の人たちに直接注意もしたし、ゴミを捨てた側から本人の目の前でそれを回収していた。
彼らはそんなわたしのことを多少なりとも煙たがっていたであろう。
しかしながら、わたしはこの活動が正しいと信じていたし、きっと彼らに良い変化を与えることと信じていた。
何かを変えることは簡単ではない。
特に、人の価値観や習慣を変えることなど至難の技である。
だけど、少しずつ地道にアプローチすれば、変わるものだと信じていたのだ。
わたしは自らの正義に従ってゴミを回収し続けた。
0 件のコメント:
コメントを投稿