わたしの家は家業として、ちりめん漁、たて網漁、巻き網漁(真珠、養殖業)など様々な形で海に携わってきた。
幼い頃は深夜二時からのたて網漁や巻き網漁にも良く同行したものである。
わたしが東京から帰っても、たて網漁と巻き網漁は養殖業と並行して行っていたが、獲れる魚の種類と量は比較するまでもなく少なくなっていたのである。
これも自然を酷使した結果であると言うことができるであろう。
近年の赤潮騒ぎも、海のバランスが崩れたことによるプランクトンの大量発生が原因となっているのではないだろうか?
わたしたち人間は、豊かな暮らしの代償として、取り返しの付かない過ちを犯しているのではないのか?
ある時、真珠貝が大量に死滅した。
これによって真珠業者は大打撃を受けた。
原因はそれだけではないだろうが、この騒ぎは業者を始め漁協までもが潰れてしまうという事態にまで発展することになった。
そして、赤潮の影響で養殖魚が大量に死滅した。
つい先日も宇和海ではカンパチなどの養殖魚が過去最大の被害額を叩き出した。
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