このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年9月17日月曜日

追憶 209


「我の力を使うが良い」

白い龍はそう告げるとその姿を腹の中に溶かした。

ゆっくりと自分が覚醒していく。
意識的な感覚と肉体的な感覚とがバランスを調節し、わたしという人格を作り上げる。
しかしながら、瞑想に至るまでのわたしの人格と、瞑想から醒めた今の人格には多少の違いがあるように思えた。
どこが違うのかを具体的な形で認識することはできなかったが、心の中が前とは違うのである。
心の中に支えができたような感覚や、以前にも増して自信や安心感が増したようにも思えた。
以前よりも増して充実している。
わたしは嬉しかった。
多少なりにも成長することができたように思えたからである。
多少ではあるものの、わたしのこの変化は白い龍が内側に入り、わたしを守護してくれているからに違いないだろう。
白い龍が側にいるという認識がそう思わせるだけかもしれないが、それはそれで結果としては良好である。



0 件のコメント:

コメントを投稿