悲しいけれど、人間とは利己的な存在である。
資本が絶対的な形で根底にある人間の社会においては、利益を追求することは重要なことであるが、利益というものは自然からしか発生しない訳だから、自然という利益を生み出す母体を傷付けてしまっては本当の利益など得られないのである。
人は自らの利益のために母なる自然を酷使し、搾取してきた。
漁業(釣り、網)、養殖業(魚、真珠)、干拓、排水…
自分たちの利益、生活向上、金儲け…
様々な理由によって人は自然を傷め付けた。
自然を酷使すれば、多くの利益を生み出すことができる。
魚は根こそぎ乱獲してしまえばいい。
好きなだけの数の魚を養殖し、大量の餌を巻き、大量の糞尿を海に流せばいい。
養殖の魚や貝を病気から守るために大量の投薬もいい。
お金がたくさん手に入り、生活が豊かになればそれでいい…
その結果として、北灘湾の養殖魚(業)や真珠(業)は全国的な知名度と多くのお金を手にすることができた。
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