生態系に影響力を持つのは気候変動と人為的な働きであるだろう。
近年の北灘湾の生態系の変化というものは気候変動による影響力であるとは考えにくいのではないだろうか?
やはり、人間が生業として人為的に自然に手を加えたことが一番の影響力を持っていたに違いないであろう。
わたしたちは自然からの恩恵を受けなければ生きていくことはできない。
すべての人類、すべての生命に共通することである。
自然から離れて生きていくことなど不可能なのである。
自然環境、小さな生命を無視して築くことのできる豊かさはどこを探しても存在しないのである。
どのような生命も、自然環境のバランスを保つのに役立っている。
一つが欠ければ一つが欠ける。
その繰り返しである。
その結果、自然環境が抱えることのできる生命のキャパは縮小する。
キャパが縮小しているにもかかわらず事業を拡大すれば、支え切れないのは必至であるだろう。
自然環境は単純計算や机上の空論で成り立っている訳ではない。
様々な生命の折り合いがあって初めてバランスという調和が生まれるのである。
残念なことに、今の北灘湾の環境には調和は存在していないように思える。
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