ハクとコン(狐)に始まり、白い龍が来てくれたことによって、わたしは意識的な存在との距離が少しではあるが縮まったように感じていた。
気のせいかもしれないが、心に感じていた何かが足りないような感覚が、ほんの少し埋まったようにも思える。
目には映らない存在を感じる感覚も、ほんの少し高まったようにも思える。
意識的な存在を意識し、側にいようとすれば、それを捉えようとする能力は自然と長けてくるのではないだろうか?
絵をやっていれば色彩感覚が養われる。
料理をやっていれば味覚は研ぎ澄まされる。
それと同じことであるだろう。
元々、わたしは霊感ゼロ人間である。
そう考えるとその感覚は当初に比べると大分磨かれているだろう。
白い龍が腹の中に収まってから、わたしは意識的な存在と交流するのが更に楽しみになるのであった。
わたしは毎日、意識的な感覚が働くことを楽しみにしていた。
忙しくて長い拘束時間を有する仕事と腰痛という苦しみを抱えていたが、意識的な感覚が芽生えてくれたおかげでわたしは毎日に変化と楽しみを見出すことができていたのである。
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