このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年9月2日日曜日

追憶 194

腰の具合は相変わらず不安定であり、真っ直ぐ座ることはできなかったし、右足はずっと痺れていた。
それでも何とか仕事はできたので有難かった。
騙し騙しではあるけれど動けるということは本当に価値のあることだ。
そんな身体や状況に対して感謝の気持ちが自然に溢れてくる。
幸いなことに、わたしはその感謝の気持ちを北灘湾にも向けることができた。
北灘湾はわたしに仕事を与えてくれるし、家族を養ってくれている。
わたしたちは感謝してもし切れない程の恩恵を受けているのである。
そんな北灘湾に対して感謝の気持ちが溢れるのは人として当たり前のことであるように思うが、自然を自分たちの金儲けの道具としか見ていない人間がいるのも事実である。
悲しいことだけれど仕方の無いことなのである。
養殖業者だけではない。
様々な職種の人たちが生活している場所である。
海の仕事に携わっていない人であっても、感謝するのは当たり前のことであるだろう。
しかしながら、道路や河川や海岸にはゴミが溢れている。
そのほとんどが、地元民の捨てたゴミなのである。
領収書や薬の氏名から名前や住所すら分かってしまう。

0 件のコメント:

コメントを投稿