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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年8月28日月曜日

追憶 1786

夢の中の場所へ向かう間も、わたしは老女のことを考えていた。
結論に辿り着かない思考は、宛(あて)の無い旅路のようである。
それは、途方も無い旅路であるが、終わりが知れないことで心が高揚しているというのも事実であった。
簡単に答えに辿り着ける問いには面白味は無いが、答えに辿り着くことの難しい問いは面白いものである。
手品には、必ず”種”があるが、最後までそれが隠されているために見ていて楽しいのである。
途中で”種”を見破ることのできる手品など、見ても楽しくはないだろう。
そのため、わたしはこれからどのような展開が待ち受けているのか?と胸を弾ませながら車を走らせているのだ。
わたしは、あの悪夢の”種”を明かしたいのである。



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