光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年8月21日月曜日
追憶 1779
親友が閉めた玄関の扉の前で、親友の父親は俯(うつむ)いて立ち尽くしていた。
わたしは親友の父親の踏ん切りの悪さに業(ごう)を煮やした。
”覚悟を決めて早く入れよ。面倒臭いなぁ”
わたしの思いに対して、親友の父親は泣きそうな顔を向けた。
”早く”
わたしの思いによって、親友の父親は渋々ではあったが、玄関の扉を通り抜けて帰宅したのであった。
その姿が子どものようであったので、自然と笑いが込み上げてきた。
わたしは笑いながら帰路についた。
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