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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年8月10日木曜日

追憶 1768

苦しみは、黒い煙のような嫌悪感をまとっているが、その本質は光の粒のような輝きを放つ成長の糧(かて)なのである。
そうでなければ、苦しみを経験した人が成長することの説明が付かないであろう。
親友の父親は、黒い獣を手放すことによって、何かしらの成長を実現することが出来るだろう。
それを知っているから、わたしにとって黒い獣は敵ではないのである。
わたしにとって黒い獣は、干ばつの後の台風のように、見た目には悪いが、本質的には良いものなのだ。
多くの人は台風を嫌うが、台風がなければ水不足は避けられないのである。
黒い獣を嫌う人は、成長という魂にとっての命の糧を嫌うようなものなのだ。
それを喜ぶことは難しいであろう。

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