光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年8月16日水曜日
追憶 1774
「馬鹿なあいつらしいな」
親友は見えない父親にも聞こえるように言葉を投げたのだと思う。
親友の言葉には、怒りと悲しみが混ざっていた。
わたしには、親友が父親のことを自分の子どものように考えているのだと思えた。
親友は、父親が亡くなったくらいで落胆するような性格ではない。
強い意思を持った男なのである。
親友は父親に対して悪態をついたが、それは悪戯(いたずら)をした子どもを許すための言葉だったように思えた。
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