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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年7月19日水曜日

追憶 1746

わたしがここに来たのは、親友の父親を自縛(じばく)から解放するためである。
親友には時間をくれるように頼み、わたしは親友の父親と話をしてみることにした。
しかしながら、磨りガラス越しにでも暗い印象を受ける。
生前の明るさはどこにも見受けられない。
下手をすれば、室内の暗闇に溶けてしまいそうである。
わたしは親友の父親を説得するのは簡単ではないと感じた。
まぁ、これはいつものことである。
大切なのは、対話であるだろう。
力を以て制するのは簡単なことである。
しかしながら、それは後に歪みを引き起こすことになる。
それでは、せっかくの行為も価値を得ないのである。

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