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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年7月14日金曜日

追憶 1741

親友からすれば、父親の選択肢は逃げのように感じたのかも知れない。
親友は困難に立ち向かって行くような性格である。
そのため、自分とは正反対な父親を”馬鹿”だと言ったのだろう。
道幅が狭くなるに連れて、わたしにはこれが親友の父親の心境を現しているように思えた。
自らの命を絶とうとする動機には様々なものがあるだろう。
わたしも、霊的な生き方を志す前には、前向きに自殺を検討していたものである。
わたしの場合は、何か辛いことがあった訳ではなく、やりたい仕事があった訳でも無く、この世界が詰まらないものに思えたからであった。
結果的には、新たな可能性を見出して今も生きている。
わたしには、ヘッドライトが映さない世界が見えたのかも知れない。
しかしながら、街灯も民家もないこの道では、何も見えはしないだろう。

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