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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年4月30日木曜日

追憶 962

男は偏見によって歪んだ選択をした。
それは、恨みという結果を導いたのである。
恨みの感情に至ることは正しい道のりではない。
それは、死後にいつまでもこの世とあの世との狭間に止まり、尚且つ苦しんでいるからである。
これがどうして正しい道のりであろうか?
どれだけのお金を用意されてもお断りである。
お金などの物質で死後の問題が解決するのであれば、それほど楽なことはないであろう。
男がどれだけの財産を持っていたかは分からないが、そんなものが役に立たなかったことは事実である。
どのように厳しく生きたとしても、偏見によって歪んだ選択をするのであれば、人が幸福を得ることはできないのだ。
男は武士として生きたのだから、それなりの克己心(こっきしん)を持っていただろう。
”普通”の人よりは、自分自身に対して厳しい生き方をしたはずである。

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