光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2015年4月13日月曜日
追憶 945
わたしは項垂れているA子からは多少離れた場所に違和感を覚えた。
これは感覚的なものではあるが、部屋の中心で項垂れているA子に対して、部屋の隅(すみ)にその違和感が存在しているように思えるのである。
どうしても、その違和感が拭(ぬぐ)えず、わたしの注意はそこへと向かうのであった。
部屋の隅に傾けられた意識によって、わたしは気分の悪さを覚えた。
強烈な吐き気がわたしを襲うのであった。
それは、まるで乗り物酔いのような苦しさである。
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