このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年4月14日火曜日

追憶 946

気分の悪さに対して意識を合わせると、それが部屋の隅のある一点に集中するような感覚を覚えた。
より集中を増すと、部屋の隅に黒い煙のような塊が浮かび上がった。
それは、何とも禍々(まがまが)しく、本能に従って警戒心が生じるのを客観した。
全身が泡立ち、寒気に襲われる。
これは恐怖の感覚である。
”普通”の人ならば、ここで逃げ出すに違いない。
しかしながら、わたしは”普通”ではないと勝手に思っている。
わたしにとっては、この状態は楽しみの一つなのである。
スカイダイビングや猛獣との戯(たわむ)れなどのは、”普通”の人ならば恐怖の対象であろう。
しかし、それを行っている人は楽しんでいる。
これと同じような感覚だと思うが、わたしは霊的な存在との命の駆け引きというものに対して、最高の快感を得るのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿