光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2015年4月11日土曜日
追憶 943
天から届く光が彼等を照らす。
光に照らされた彼等の顔は微笑んでいるように見えた。
わたしは彼等が軽くなるのを感じ、ゆっくりと力を緩める。
すると、それぞれの顔が苦しみの絆を離れて、光に導かれるようにして天に昇っていく。
「ありがとう」
わたしはそのように聞いた気がした。
すべての霊が光に溶け込んだと同時に天が閉ざされて、わたしは黒い視界に戻った。
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