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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年7月26日金曜日

追憶 521

わたしは母親に実験の旨(むね)を伝えて協力してもらった。
母親は多少霊感というものを備えているように思える。
霊を見るとか、直感的であったり、察しが良いという感じではないが、何と無くそう思う。
根拠は無いのだが、わたしが感じる感覚を理解することができるのではないかと思った。

わたしは自らの心に触れるように、母親の心に触れてみようと考えた。
生まれてからこれまでの間、わたしは母親の言葉や表情、感情や行為などの外の表現に触れては来たが、それらの外面を生み出している内面に触れたことはなかった。
人と人は作り出された外面によって関わるのが普通である。
親子であってもそれは変わらない。
人と人は作り出された外面の情報によって判断しているのである。
どんなに自らをさらけ出しても、そこには自らを正当化する気持ちやプライドを拭い切ることはできないであろう。


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