わたしはこれまでの人生の中で多くのことに傷付き、その傷口は膿を溜めてうずいていた。
わたしが行おうとしているのは、その傷口から膿を取り出す作業なのである。
傷口から膿を取り出し、傷口を塞ぐことができたなら、わたしの抱える劣等感や悲壮感、それにこの人生に対する空虚感も手放すことができるだろう。
傷口がうずかなければ、傷口に対して悩むことも心配することもないのである。
苦悩を考えている人が、それ以外の場所に辿り着けるだろうか?
苦悩を抱えていたわたしがこれまでの人生で辿り着いたのは幸福などではなかった。
やはり、わたしは苦しんでいたのである。
そこから抜け出すためには心の傷口を塞ぎ、より良い心を育てるということであろう。
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