瞑想を繰り返す中で、わたしはあることに気が付いた。
それは、瞑想中に気分が悪くなることである。
今までは明確には分からなかったが、目を閉じると車酔いに似た感覚が襲うのだ。
吐き気に対峙していると、それが込み上げてくる感覚があり、ゲップが出た。
ゲップが出るとすっきりする。
瞑想をする度にそれの繰り返しであった。
わたしにはそれが何を意味しているのか分からなかったが、経験を重ねる中でそれが自らの内にある破滅的なもの(意識)であるような気がしていた。
人は生活の中で意識を汚していく。
その思考、感情、価値観は様々な影響力に従って歪んでいく。
それを正そうとする力がなければ、人の中にあっては心は汚れて歪む。
普通に生活しているだけでも部屋を掃除しなければ、それが汚れるのと同じことであろう。
わたしが瞑想することによってゲップをするのは、自らの心を掃除しているということなのである。
わたしは瞑想することによって、心の中に蓄積された汚れを取り除いているのである。
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